信夫山のみどころ
金鉱だった信夫山
信夫山は昔、優秀な金山で鎌倉後期から金が掘られていた。終戦間近まで大日鉱業が採掘していたがついに掘りつくしてしまい、閉山となってしまった。そのため、信夫山にはいたるところに金を掘ったたぬき掘りの穴や、本格坑口が点在している。
有名なものに金龍坑があるが、昭和30年代に中学生が落ちて死んでしまう事件があり、その後さらに2人、合計3人も亡くなって、コンクリートで塞がれてしまった。金龍坑は、信夫山の北側に貫通していて北口は現在でも開いている。
信夫山の地下にねむる秘密工場。
陸軍最高機密の「フ」工場跡
信夫山の金鉱跡は、終戦まぎわ、旧陸軍の秘密工場として利用された。実際に稼動したのは信夫山の西側、森合配水池の北側にあった山根工場といわれたところだ。
旧中島飛行機(富士重工→スバル)隼のエンジンを組み立てていたもので、6本の坑道が切り開かれ、南側からも3本の坑道が掘られて、中で複雑に交差していた。
当時の学徒動員とか、朝鮮(韓国)の人達が動員されて掘ったもので、’92年に福島東高校歴史部の生徒と山内先生によって内部が明らかとなり、その歴史と意味が探求され、新聞等に発表された。
金竜坑入口 | 金竜坑北口 |
秘密地下工場入口 | 秘密地下工場調査 |
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