くらべてみよう!びっくり!アニマルランド
開催期間: 2007年10月27日~2007年11月11日
開催場所: こむこむ4階企画展示室
こむこむでは初となる、アドプロが企画から制作・運営まで行った本展示会。「動物」と「くらべる」をキーワードに、限られたスペースで、子どもたちにできるだけ学び、楽しんでもらえるよう、試行錯誤をしました。
その甲斐があってか、平日期の展示会にもかかわらず異例の入場者数を記録。開期中何度も来てくれる子も、たくさんいました。
メイン展示〈実寸大100体動物イラスト〉
本展示会の一番の見どころ。動物のイラストを「実寸大」にひきのばし、巨大な布に特殊な方式で印刷。展示するというものです。
図鑑などでは実感できない、「本当の大きさ」を実感することができます。また、動物園にはいない珍しい動物や、絶滅した動物もいます。
最大の大きさを誇る草食動物&クジラゾーン。左右の幅は18mあります。
背景には全長14mのザトウクジラが! | キリンもゾウも実寸大!!!!でかい。 |
恐竜なども表現したかった点と、拡大した時の精度を考え、当初から写真ではなく、イラストで表現することは決定しておりました。…しかし、版権の問題で図鑑の絵は使えず、また、統一したタッチの素材も見つからなかったため、「ならばイチから描こう!そしてどうせ描くなら100体!!」ということになったのでした。(後にそれがいかに大変なことになるか、誰も知らないまま…)
近い種類の動物でも、大きさが全然違います。 | 愛嬌をふりまくパンダ君。セイウチでかっ! |
本物には、とてもこんなには近付けないひとたち | 珍獣たちもいっぱい。ゴリラって意外と小さい? |
コウテイペンギンの大きさにみんなびっくり!! | 自然の驚異、全長6mのオオアナコンダ。 |
海の生き物たち。あきれる大きさのリュウグウノツカイやダイオウイカ。後ろのジンベエザメはでかすぎて、背景にしか見えません……こんなのがこの地球にはまだいるのですね。 |
地球上最大のほ乳類と、最小のほ乳類をくらべるコーナー。予想通り、ほんの「さきっぽ」しか入らなかったシロナガスクジラ。と、体長わずか5cmのトウキョウトガリネズミ。 |
後半は、古代の動物ゾーンです。マンモスやオオツノジカ、そして巨大なメガテリウム(大昔のナマケモノの仲間)がお出迎え。
カンブリア紀の謎の生物、アノマロカリス。この辺は、ほとんど「趣味」で入れました。他にも、昆虫の祖先、メガネウラなど「通」好みの?チョイスです。
そしてもちろん、恐竜もいます!!もちろん子どもたちにも大人気!…ティラノサウルスはやっぱり大きかった!! |
100体のチョイスはあらゆる種類の動物の中からまんべんなく、「こいつははずせない」というものを中心にしつつ、若干マニアックなものまで、かなりこだわりました。
また、それぞれの動物の特徴もわかるように、100体すべてにキャプションを作成。文章もオリジナルで、こだわりぬきました。
なお、実寸大の表現やキャプションの数値データ作成にあたり、株式会社小学館さんの許可をいただいた上で、図鑑「NEO」シリーズを参考にさせていただきました。
サブ展示〈各種体験コーナー〉
メイン展示の合間をぬって、様々な体験コーナーも用意しました。いずれも動物の身体や能力と、自分を「くらべる」ことができるものです。
とにかくいろいろなアイデアを出し、メイン展示に負けず試行錯誤した結果、限られたスペースを有効に使った、充実した展示内容になったと思います。
身長&体重くらべコーナー
いろいろな動物と自分の身長、体重をくらべることができます。キリンは赤ちゃんでも2m近くあります!! |
ジャンプ力チャレンジ!!
動物や、人間の幅跳び記録に挑戦できます。子どもたちは大喜びで、ピョンピョン跳んでいました。
このコーナーでみんなが驚くのは、人間の世界記録(8m95cm)。実際の距離を見るとびっくりします。人間もけっこうすごいんです。(カンガルーとかは軽く10m越してますが…
実寸大動物パズル
特に人気の高かったコーナー。巨大なダンボールを積み上げて、実寸大の動物イラストを完成させるパズルです。裏と表で絵柄が違うので、小さいものから大きいものまで、何種類もの動物を作ることができます。
おもさくらべコーナー
いろいろな動物と同じ重さのバケツを持ち上げ、どんな動物かを当てるコーナー。
コアラの意外な重さにびっくりしたり、マメジカよりも重いゴライアスガエルに悲鳴を上げる人も…
うまれた時はどんな大きさ?
生まれたばかりの人間の赤ちゃんと、カンガルーの赤ちゃん(体長約2センチ、体重1グラム)のそれぞれの大きさ、重さをぬいぐるみで体感できるコーナー。子育てや環境の違いによる、誕生時のサイズの違いを学べます。
また、大体人間の赤ちゃんと同じぐらいになる、生後8か月のカンガルーのぬいぐるみも用意。実際におなかにかけてみると、とても重い!!
この状態で10mも跳ぶカンガルーのパワーにみんな感心。
どこまで見えるかな?
自慢のハイテク技術(笑)による逸品。スイッチと、それに対応したランプを見ることで、シマウマやカメレオンの視野に挑戦することができます。
…もちろんみんなの反応は…「ムリ!!」
つのくらべコーナー
いろいろな動物の、「つの」を半立体で作成しました。実際に持ったり、頭につけてみたりすることができます。アカシカやヘラジカの巨大な角は圧巻。これが毎年生えかわるというからオドロキです。
へんてこ動物がったいパズル
動物の体のつくりの違いを、楽しく学べます。 | へんな動物をつくっちゃイヤ |
ホネくらべ | 手くらべ・しっぽくらべ | |
めくってみると、その下には… | もちろん実寸大!! |
その他にも、心臓のはやさくらべ、クイズコーナーなどおもしろ企画満載でした。
DVD上映コーナー
特設コーナーとして、「ワールドアニマルカップ」(発売元:CKエンタテインメント、販売元:レントラックジャパン)のDVD上映も行いました。イギリスBBC製作のこの作品は、CGで表現された動物たちがオリンピックの種目に挑むという内容のもので、まさに本展示会の主旨にぴったり!メーカーさんに問い合わせたところ、許可をいただくばかりか、上映用DVDまでお借りすることができ、感謝感激!!
会場では、子どもたちももちろんのこと、大人の方々も夢中になって見入っていました。
入口でみんなを案内してくれた翼開長3mのワタリアホウドリ君(もちろん実寸大)
せっかくだから100体全部並べてみました。
「びっくりアニマルランド」のイベントについて |